パニック障害は原因など判っていることが少ない病気ですが、 いくつかの治療法で効果が認められています。 パニック障害治療法、パニック障害の症状、パニック障害克服マニュアル、 パニック障害と漢方、パニック障害の薬、病院についてご紹介します。
web上でパニック障害克服マニュアルという情報商材が出回っています。 19800円90日間で治るそうですが、使えるかどうかはわかりません。 購入される際には医学的根拠が説明されていないことを認識し、自己責任でお願いします。
パニック障害を診断・治療してもらう病院を探すにはNPO法人「全国パニック障害の会」という サイトを使うと便利です。 患者さんから評判のいい病院・クリニックが紹介されています。
パニック障害の治療は神経伝達物質に作用する薬物療法と
不安な状況を克服するための精神療法があります。
薬物療法が効果を発揮するのはパニック発作の抑制であり、
広場恐怖(空間恐怖)の克服には余り大きな効果がないとされています。
パニック障害の根本的な解決には精神療法の方が効果があります。
精神療法では現在の所、暴露反応妨害法(exposure method:曝露療法)が最も効果を上げています。
暴露反応妨害法とは不安が誘発される状況を想像する、
または体験することで徐々に慣らしていく方法です。
広場恐怖(空間恐怖)を伴うパニック障害の心理療法では、
「想像」よりも「体験」させる方が効果があります。
パニック障害とは、激しいパニック発作ではじまる不安障害です。
パニック発作の症状は以下の通りです。
・動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
・発汗
・身震い、またはふるえ
・息切れ感、または息苦しさ
・窒息感
・胸痛、または胸部不快感
・嘔気、または腹部の不快感
・めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
・現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分自身から離れている)
・コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
・死ぬことに対する恐怖
・異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
・冷感または熱感
これら13症状のうち4つまたはそれ以上が突然に発現し、
10分以内にその頂点に達することでパニック発作と診断されます。
中国ではパニック障害は「奔豚気病」と呼ばれており、それに対する漢方もいくつかあります。
ですが西洋医学の薬物療法でパニック障害が完治しないように、
漢方だけでパニック障害を克服することはできないでしょう。
薬を減らしていく過程で漢方を使うこともおられるようです。
パニック障害の薬には不安を解消する抗不安薬が使われる他に、
パニック障害と合併しやすいうつに効く抗うつ薬も含まれます。
様々な抗不安薬、抗うつ薬がありますが、作用する部位が違うことがあります。
同じ部位に作用する薬を多く服用しても効果は望めないので、
医師に薬の説明をしっかり受けることをお勧めします。
副作用についても詳しく聞いておきましょう。
現在の所最もパニック障害に効果があるとされている薬は抗うつ剤であるSSRIですが、
アメリカではSSRI服用者の自殺や犯罪が社会問題となっています。
日本ではまだあまり大きな問題にはなっていませんが、注意しておいた方がいいでしょう。